カビ
小さな鏡餅のみかんを取ってみると、カビだ。
これはいけない。
私はカビの味が嫌いだ。
でも、捨てたり出来ないのでカビ部分を取り除いて食べる。
それでもカビの味はする。
冷蔵庫が無い昔、母は餅がカビる前に水餅にしていた。
水に浸けて保存するのだ。
水餅も不味い。
カビだらけの鏡餅はぜんざいに入れて食べさせられた。
カビは一応除いてあるのだが細かいヒビの間に生きているのだ。
オトナどもに「ペニシリンはカビから作られるのだよ」と聞かされて育った。
あれは真実か?
今の子供達はカビの味を知っているだろうか。
カビを避けながら食べて育った私はカビの味に敏感だ。
ゴ○ィバのゼリー・エ○ゼルのケーキ・台北の月餅などのカビも発見。
どれも賞味期限の書いてないショーウィンドウの商品だった。
防腐剤だらけの食品とカビてしまう食品のどちらを取るか、
私はそれでもカビる方だ。