January 28, 2006
January 22, 2006
輸入牛肉
去年10月にBSEについて嘆いていたが、こんなに早く輸入が破綻するとはオドロキ。
禁止の背骨が堂々と入っていたとか、完璧嘗められている。
即輸入禁止にしたのは当然だが、全頭検査で解決する問題ではなかったか。
アメリカ合衆国はは自国で狂牛病が発生している自覚が無いのか?
国民はその事実を知らされていないのではないか?
日本が何故輸入を中止し騒ぐのか、彼らにしっかり理解してもらおう。
合衆国で生活する人々、世界中の人々のためでもあるのだ。
英国の援助物資を狂牛病の恐れ有りとして他国に回すような合衆国政府を信じるな。
January 19, 2006
宮沢賢治さんの食生活
以前から気になっている彼の詩の一節。
「一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ 」
私は一日に1カップ強を三度に分けて食べる。これでは足りないが今は我慢。
しかし、日に四合(3.6カップ)は多過ぎはすまいか。
味噌と野菜もバランスとしてはどうだろう。
「玄米四合」の量が彼にとって多いのか少ないのか判らないので
「少シノ野菜」も怪しい。
気になる。
January 18, 2006
January 17, 2006
震災記念日
11年経った。
私は地震の瞬間、そして永かったあの一日を忘れない。
あれから私自身、私の生活は大きく変化した。
まず、私はこういう人間だったのだ、と思い知る。
色々な人に助けられ、行政より住民だと知る。
備えるものは食料ではなくまず履物だった。
負傷さえしていなければ移動に丈夫な履物が必要なのだ。
我が家の非常リュックには運動靴が入っている。
酷い体験だったが、永く住んだ西宮がいまでも好き。
January 14, 2006
新春コンサート
思いがけないところからコンサートのチケットを頂いた。
ちらしを見ても演目がよく判らない。
守山俊吾氏が指揮?
とりあえずオペラアリアに惹かれて高槻まで出掛けた。
ロシアの若手3人の素晴しいアリアで幕開け。
プログラムにあるテノールは欠けたものの聴き応え充分。
数曲のアリアの後に日本歌曲のサービス、上手い。
表情や身振りもオペラの場面そのまま、細やかな変化を前の席で堪能した。雨の中を高槻まで来た甲斐があった。
木管四重奏団とピアノの5重奏では心地良く眠らせて頂いて結構結構。それにしても観客に子供が多く不思議だったが最期にコーラスが出て来て納得。
子連れ観客はコーラスが目当てだったのだ。
50人を越える女性だけの合唱団の指揮が守山氏だった。
ウィンナーワルツの演目は珍しい。
コーラスの出来はボチボチだが、皆さんの表情が気持ち良い。
楽しそうな表情を見ていると私も幸せになる。
椅子に座って聴いて居るのが申し訳なくなるような高齢の団員も嬉しそうに歌っておられる。一人ひとりの表情を見て飽きることがない。
しかし、入口で貰った公演案内も意味不明。どういった趣旨で行われ、このメンバーが何故集い、何故この演目にしたのか、疑問が残る。
中島五輪江(piano)の経歴に異常に大きな枠をとる位なら、アリア伴奏の家村雅子の紹介をして欲しかった。
January 09, 2006
四方田犬彦「見ることの塩」
朝日新聞に四方田氏の談話と写真が載っていた。こんな人なのか、と見入る。
私が昨年購入した数少ない本の著者だ。
「見ることの塩」は大阪市全域図書館で2冊ほどしか所有していないのに待たずに借りて読めた。
読み始めて直ぐこれは買って読むべきと思い、本屋を探したが置いていない。ジュンク堂、紀伊国屋もペケ。置いてあったとしても探し難いのは駄目。あちこち探してやっとブックファーストで見付けた。ここをこれからの贔屓本屋に決定。
イスラエルのキブツや徴兵制などは教わったが、建国については詳しく知らない。ユダヤ教とシオニズムが相容れないなど思いもしなかった。
建国に無理があったのだ。パレスチナ人に対する処遇など読むと、私も非ユダヤ人なら暴れる。怒って当然。シャロンが嫌い。
「国」とそこに住まう人々についての四方田氏の視点が好き。
高くもないし遠くでもない。直に見たまま、感じたまま。
旧ユーゴスラビアについて私は何を知っていただろう。オリエント特急が通過する謎の国。色々な言語が飛び交う国。彼等は民族間で悲惨な戦争を行い、統合され分裂した。何故だろう。
紛争や戦いが嫌いだから、繰返さないためにはその理由が知りたい。
以前それは欲得・経済から起こる・起こされると思っていた。宗教や民族が絡むと私はいつも混乱する。
少しでも理解するためのこれを教科書にしよう。
そうそう四方田氏は映画史の教授であった、と思わせるのが旧ユーゴスラビア映画人との交流。
この本で大好きなマカヴェイエフ監督の近況が判ったのが嬉しい。近頃は作品を観ないが元気そうなので次作に期待しよう。
去年「ライフ・イズ・ミラクル」が公開されたクストリツァ監督もベオグラードで活躍する人だ。マカヴェイエフ夫人は彼を「血で汚れた金で映画を作るような・・・」と称している。注目。
「モロッコ流謫」以来、四方田氏のファン。
あの本で三島由紀夫の弟が外交官であることを知った。その存在は三島の作品に影響したのかな。