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October 06, 2007

社会的制裁

年金問題には当然関心がある。
制度そのものと、窓口での支払いにかかわる事を混同してはならないが、どちらも問題が多すぎて大変だ。

おかしな話を聞いた。
国に収めるはずの保険料を掠め取った地方自治体職員を自治体が告発しないというのだ。
全額弁済済みで免職等の社会的制裁を受けている、との理由らしい。

納得出来ない。
見付かっても弁済すれは許されるのか。
免職で帳消しになる問題ではなかろう。
民間での示談とは話が違う。

我々の税金や保険料を盗んだ輩を刑事告発しない理由が判らない。
覚えのある手合いが多すぎるためにかばい合っているのではないかと勘繰ってしまう。

おそらく盗みが露見したのは氷山の一角だろう。
年金を受取るのはずい分先の事だ。発覚はそのずい分先にやってくる。
発覚しても「収めた筈だけど・・・」と曖昧に思う人も多いだろう。
有名人の未納問題で大騒ぎになったが、加入してるかどうかもあやふやな人が多いのだ。
支払った証明をきちんと保管している人がどれだけ居るのだろうか。

「社会的制裁」と言うが、顔も名前も知らされていない私に制裁の加えようが無い。
少額でも盗めば犯罪だ。
公金を盗んだ者を告発し裁判にかけることこそが社会的制裁ではないのか。


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