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September 25, 2008

不思議な日

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朝840円の買物をしたら500円の金券が当った。
ギャンブルは嫌いだがくじ運は良い。

福岡空港で変わったことに遭遇した。
乗る便は満席で席が足りず最終便に振替えてくれる乗客を募っていた。
なんと1万円か7500マイルが貰えるらしい。
グラッときたが変更しなかった。
カウンター近くに集まった人が多そうだったし。

しかし何故だろう。
最終便が満席で私は一便前にしたのに逆転しているではないか。

その飛行機の中で元同僚と遭った。
しかも私の直ぐ後ろの席。
その後モノレールの駅で太極拳仲間とも遭遇。
やっぱり同じ便だったらしい。

何だか面白い日、少し心が晴れた。

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September 17, 2008

まほうびん記念館

町内に象印マホービンの本社があってショーウィンドーがいつも綺麗。
そこに魔法瓶の歴史・変遷の記念館が出来たと聞いて訪ねてみた。

ガラスや真空の効果、魔法瓶の歴史を順に説明してもらう。
自社製品やCMも年代順で判り易い。

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初期製品に非常に美しいデザインがある。
美しいデザインは年月を経ても美しい。

魔法瓶から始まって色々な製品が作られた。
私は炊飯器を持たないが今の流行が苦手でもある。
最近の炊飯器でとても美しい製品が展示してあって欲しくなった。

ていねいに説明してもらって1時間ほど楽しいお勉強。
象さんのマグネットのグッズまで頂いた。

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象印さん、ありがとうございました。
(見学は平日の営業中、予約制)


昔々魔法瓶を買おうとしてデザインの酷さに怒ったことがある。
鍋やポットに花柄を描いた製品が溢れていた時代だった。
やっと見付けたポットを引越しの時も捨てずにいた筈、と探してみた。

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黄色ボディで注ぎ口がネジ式タイプ。
銀が塗られたガラスの内瓶と廻る台が時代を物語る。
メーカーは象印のライバル会社だった。

薬缶で湯を沸かすのに不便を感じない私だ。
大豆を軟らかくもどすのによく使っていた。

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September 09, 2008

わたしを離さないで Never Let Me Go

カズオ・イシグロには驚かされる。
この小説を福岡往復の車中で一気に読んでしまった。

非常に読み易い訳文なのに奇妙な言葉がそこかしこにあって気になりながら読み進む。
「介護人」「提供者」「ヘールシャム」「回復センター」etc.
そして奇妙な言葉の謎が少しずつ解き明かされる。

寄宿舎育ちの子供達の様々な思いが、成人した子供のひとり「介護人」キャシーによって語られる。
「保護官」と子供達、その関係や思い、学習やゲーム、健康診断。
子供達の心象の描写が息苦しくなるほどだが語られる日常から家族がすっぽり抜けている。
隔離された施設らしいのだ。

謎は少しずつ明かされていく。
哀しいストーリーだ。

多少自棄になっても子供達は逃げない。
運命を多少引延ばすことに些かの希望を持つが最終的にはその運命を受け入れる。
そこが哀しいのだ。

私達はよく逃げる。
障害からは逃げることが可能なかぎり逃げる。
人は自殺さえするのだ。
が、その子供達は逃げない。
「逃亡」の言葉さえ無いことがとても哀しい。

考えさせられる小説で、読みながら人の寿命やドリーの事を思い、
後味が悪かった箒木蓬生の「臓器農場」を思い出した。

箒木蓬生は問題提起をしただけで終わったが
カズオ・イシグロはその問題を芸術的に表現した。
訳した土屋政雄さんも凄い人だと思う。

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