泉布観(せんぷかん)
葱を買いに出て公開中の泉布観前を通った。
列に並んで中を見せてもらう。
1871年(明治4年)の建物で傷みも酷い。
補修は当然行われているだろうがカーテンなどは当時のものらしい。
ズタズタになったカーテンなどの素材が気になる。
明治初期のカーテンはどこで織られたものなのだろう。
当初は造幣局の応接所として建てられ、住居や校舎にも使われてきたとか。
私の好奇心は台所や洗面所・風呂・トイレに向いているがそこは非公開でがっかり。
夜はライトアップされて庭でコンサートや映像イベントが行われていた。
荒れ放題の庭が哀しい。
国道1号線沿いなので桜の宮橋拡張の際に敷地が削られて小さくなっている。
古い煉瓦の小屋が壊された時はあの煉瓦だけでもを残して置いて欲しいと思ったし、食いしん坊としては大きな銀杏が実る雌公孫樹が切られて心底がっかりした。
造幣局の正門前には大きな雄公孫樹が残されている。
彼も嘆いているだろうな。
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