200本のネクタイ
200本のネクタイの利用法はないだろうかと尋ねられた。
このままだとトマトの括り紐になると言う。
ある故人が残されたものらしいがそれにしてもネクタイ200本は多過ぎないか。
どんな人だったのだろう。
200本のネクタイの利用法はないだろうかと尋ねられた。
このままだとトマトの括り紐になると言う。
ある故人が残されたものらしいがそれにしてもネクタイ200本は多過ぎないか。
どんな人だったのだろう。
いつもなら早朝に大阪を発って信州へ向うがこの日は染色教室を終えて信州へ、明日は田植えの予定なのだ。
新幹線を名古屋で中央本線に乗り換える。
時間帯が違うと車窓から見る景色も違う。
私は木曽川に沿ってゆっくり走るこの鉄道が大好き。
今日は水量が多い。
この分なら田んぼの水不足の心配はなさそうだが多すぎても困るのだ。
農業は天候にずいぶん左右される。
同じ藍染料で染めた木綿地。
1回から5回まで、染料に浸ける毎に濃く染まる。
左は中国花絞り、型紙は昨夜慌てて作ったカルフォルニアポピー。
藍抜染糊に20%の藍抜染剤を加えてよく混ぜる。
今日は藍抜染糊200g、藍抜染剤40cc。
駒べらと渋紙は水に浸けておく。
その点、洋型紙は濡らさなくてよいので楽。
上段の絞りには名前だけ抜染。
中段は基礎クラスで作ったミモザ柄を再利用。
下段は田植え用手拭い。
抜染糊が乾いたら当て布をしてスチームアイロンを当てる。
糊が白→黄→白に変色すればOK。
私は乾熱アイロンを掛けていて注意された。
たっぷりの湯の中に布を入れ揺すって糊を落とす。
ここでも糊を擦って落とそうとして注意を受ける。
ひと月前の血液検査の結果を訊きにクリニックへ出掛けた。
面倒なのと怖いのと診察費のことがあって
薬も切れたので渋々出掛けたのだった。
ドクターが嬉しそう。
格段に数値が向上したのだった。
すべて基準内に収まっている。
数値を維持するためにまだまだ薬は必要。
コーナンに小さな買い物があって時間に余裕があれば歩いて出掛ける。
藤田邸跡公園を抜けて行きたいのだ。
JR大阪城北詰の地下駅はいつもひっそり。
無料の公園だが門も庭も素晴らしい。
雨上がりは花が薫る。
クローバーは華綱で遊んだ幸せな匂いの思い出。
楠や桜、楓の緑が綺麗。
大きな栴檀の樹には未だ葉が無い。
また来よう。
京都はお寺だらけ。
新京極にもしこかしこにあるが、フラリと墓地に足を踏み入れた。
ここは和泉式部所縁の誠心院。
私自身は墓などまっぴらと思うタイプだが
ひと様のお墓を眺めるのは好き。
卒塔婆を見るのは久しぶり。
列車で旅をしてもつい墓地に目がいくが卒塔婆はあまり見ない。
浄土真宗では卒塔婆を立てないらしい。
宗派で異なる事を初めて知った。
郵便受けにご近所にオープンした食堂のメニューが入っていた。
麻ひもに5円玉が通してある。
縁起を担ぐ人が居るとは知っていたがこの不景気にたいしたものだ。
ハサミでひもを切ってメニューは資源ごみ、麻ひもは燃えるごみ。
5円玉は私のペンギン貯金箱へ。
ありがとう。