May 25, 2016
旅の9日目(その1)トランシルヴァニア民俗博物館
May 24, 2016
旅の8日目 クルージ・ナポカ 青天の霹靂
振り返れば色々あった一日だった。
10時、今日の目的のトランシルヴァニア民俗博物館に到着。
何と休館日。また『地球の歩き方』に騙された。
何処へ行こうかと街角で思案していると日本語で話し掛けられた。
日本語ペラペラの大学の先生が途中まで案内してくれた。
11時半、教授に教わった民俗村に到着。
ところがここもお休み。
塀の隙間から見えた民俗村の地図。残念。
12時。青空が綺麗。
墓地の中の小さな教会で葬儀があっていた。
1時半、鉄道駅。
明日は荷物を預けて民俗博物館を再訪するので場所の確認。
2時、青天の霹靂。
トラムの屋根にバチバチと硬い物が落ちてくる激しい音がする。外を見ると大きな雹が降っていた。
苺の扱いが乱暴でドキドキする。プラスチックのスコップでガシッと掬うのだ。
今日の集中豪雨はほんの1時間半位だった。
TVのニュースで詳しいことを知りたいとチャンネルを回すがそれらしいものが見付からずガッカリ。
May 23, 2016
旅の7日目(その3)クルージ・ナポカ到着
旅の7日目(その2)シク村
シク村到着。
ハンガリー系の人が住む村で民族衣装が有名。
小さな村で人通りも無い。
店らしくない店に入って尋ねる。
S氏のルーマニア語が心強いがハンガリー語とは随分異なっているらしい。
若い男性が店番をするコンビニだったが赤と黒のアクリル糸を売っていたのが面白い。これも量り売りなのだろう。
近くの古民家ミュージアムを教えてもらった。管理人に連絡もしてくれるらしい。
管理人を待って周りをうろついていると裸足の小母さんが声を掛けてきた。
古民家の隣の家で自分の作品を売っているようだ。
ミニ博物館はハンガリー系古民家。
茅葺の屋根、青い壁。部屋は3室。
綺麗な枕(クッション)は豊かさの象徴、天井に届くほど積み上げるらしい。
管理人さんが村の歴史を語ってくれた。タタール人に襲われ村の人口が激減した悲惨な歴史を忘れていないらしい。
博物館の管理人が民芸品を持つ女性を紹介してくれた。
本業は美容院。
旅の7日目(その1)家畜市場
楽しかったマラムレッシュを発ってクルージ・ナポカへ向かう。
途中で気になる家畜市場とシク村に寄ってもらう。
家畜市場の情報は宿の主から聞いて是非訪ねたいと願ったのだ。
同じ方向に歩く人が増えたと思ったら道沿いに車の列、その横の広場が家畜市だった。
9時前だから準備中の店もある。
上部の留具のボルトがナットから長く出ている。これでいいのか?
取引成立か。
価格は仔羊・仔豚が100RON(3000円)仔牛が500RON(15000円)位。
売買に関わるロマもいるらしい。ブラショフには見たのに村では遇わなかった。
量産品のブラウスは華やか。でもドリナさん宅や教会で見掛けた品との差は大きい。
村の女性が被っていた合繊のスカーフは縁の始末がされていない。地味なものを私も買ってみたが片側は布の耳のまま。
どれも合繊のプリントだがその昔はどんな素材だったのだろう。
楽しかった市を後にしてクルージ・ナポカ方面を目指す。
途中で放牧家畜の群れに遭遇。
ラッキー。
May 22, 2016
旅の6日目 マラムレッシュの日曜日(午後)
午後からはS氏の車でご近所の村を訪ねる。
川の水の勢いを利用する。手織りのマットなどここに放り込んで縮絨するらしい。
職人さんは留守だった。
男性用の帽子や室内履きが並ぶ。室内履きの縫製はでたらめだが白い手織りの生地が面白いので購入。
留守番のお婆ちゃん嬉しそう。
ブデシュティの木造教会。
最近教会周りの大きな樹を切り倒したらしい様子。
世界遺産で、しかも今日は日曜だと言うのに閉まっている。
管理人を待つ時間も飽きることは無い。
鐘を鳴らす紐かな。天井の穴と言い紐素材といいザックリしている。
オンチェシティ村に戻って南東の丘に登る。
丘陵地帯は手入れし易いようだ。
目的の場所に到着。先客が居る。
天然炭酸水が湧いていると聞いて訪ねた。
勝手にこんこんと湧く泉をイメージしていたがコンクリートで固められた場所だった。
飲むと確かに炭酸水だが鉄の味がきつ過ぎる。がっかり。
旅の6日目 マラムレッシュの日曜日(午前)
May 21, 2016
旅の5日目(その2)マラムレシュ到着
マラムレッシュ地方の正統靴下と靴。若い人はハイヒールを履いたりもする。
適当な広場が無いのだろうか道端で食事のサービス。我々もここで手作り郷土料理を頂く。
コンダクターS氏はここで良いかと心配されていたが我々二人には最高のランチ。
花柄ベストやチェック柄の肩掛けバッグもこの地方の物。恐らく手作り。
ブルサナ村の修道院群。
大きな敷地の中に新旧色々な木造教会がある、さながらテーマパーク。
飾り立てた馬に乗った民族衣装の男性とすれ違った。
お祭りだろうか。
しばらく進むと何かを待っている盛装の一団。先程の騎馬一団と同じ催しだと推測。
野次馬らしい叔母ちゃん達も花嫁花婿を待っているらしいが到着が遅くて飽きている感じ。
道路際のベンチには誰でも座っていいらしいがホントに皆よく座っている。
花嫁花婿の到着を諦めて今晩の宿へ。
マラムレッシュのオンチェシティ村のペンション。ここも街道筋にある。主は日本贔屓の学校の先生。
夕食後ご近所もマクラメ名人を訪ねる。
本業は農家のドリナさん。昼間は乾草作りで忙しいので夜の訪問。
素晴らしい木綿のブラウスは生地もレース部分も手作り。
これがマクラメだと見せてくれたものはかぎ針を使ったレース編み。私は紐を編んで作る植木鉢吊りをマクラメと理解していたが違っていたらしい。ここではこれもマクラメ。
彼女が取り掛かっているニードルワークが細かくて凄い。ブラウスの首部分だろうか。何本もの糸と針で作られている。今まで見てきたスモッキング刺繍とは雲泥の差、まるで織りのような細やかさ。
寝室で刺繍作品を見せてくれた。クッションの縁を飾るレースも手編みだ。色糸は仲間たちと化学染料で染めているとか。
旅の5日目(その1)五つの修道院巡り
May 20, 2016
旅の4日目 モルドヴァ・ブコヴィナ地方へ北上
ブラショフを発って今朝から3泊4日のツアー。
旅行社とホテルを経営するS氏がコンダクター兼ドライバー。もちろんルーマニア語堪能なので心強い。
ウクライナ国境近くまで長距離ドライブ。
昼食を取ったドライブイン兼ペンションはバカウの少し北だろうか。
いきなり世界遺産のフモール修道院到着。
ルーマニア正教の女子修道院。庭園は綺麗に手入れされているがフレスコ画は傷みが激しい。
街路樹が可愛い狭い道路。
世界遺産モルドヴァ修道院群の八つが点在している。
二つの修道院の真ん中に位置するグラ・フモールが今日の宿。
こじんまりした町の川沿いのホテル。
町をぐるっと歩いてみる。
近くを鉄道が通っていたが雑草の具合から見て本数は少なさそう。
河原で牛が草を食んでいる。牛は子牛も居て5・6頭。
黒い上着を着た小父さんが牛の見張り役。
牛の向こうが川の流れ、赤い屋根の今夜のホテル、左奥が教会。
May 19, 2016
旅の3日目 ブラン城
今日も良い天気、遠足日和。
ブラショフ郊外30㎞程のブラン城に行く予定。
ホテルの食堂は1階、向かいのアパートの住民の出勤風景などが窺えて面白い。
あちこちにパン屋があるが客は中に入れず小さな窓口での売り買い。
スズラン売り。小さな花束が三つで5RON(140円)、良い香り。
街外れのターミナルでバスを乗り換えてブラン城へ向かう。市内バスが2RON郊外バスが7RON。
古い写真は興味深いが展示してある家具や衣装は説明も無く実に怪しげ。特にこのドレスと傘は怪しい。
ビデオで古いニュースを見てお勉強。ドラキュラ所縁の城で有名だがイギリス王家からの嫁マリアに譲られた事があるらしい。マリア王妃時代のフィルムが興味深かった。
尖塔が可愛い建物発見、よく見ると荒れた空き家。維持が難しいのは何処も同じ。
粘土を塗った不思議な籠はミツバチの巣箱らしい。
ルーマニアはミツバチの産地。
May 18, 2016
旅の2日目 ルーマニア・ブラショフ
天気が良いのが何より。
イスタンブール経由でいざルーマニアへ。
去年もルーマニアを訪れているので不安は少ない。
空港からブカレスト・ノルド駅までバス移動。
チケットの買い方、乗車の方法も慣れたもの。
ガラガラに空いた車内は怖い位だが、通路を歩いてきた若い女性が我々のシート近くに何やら置いて去って行った。
物販だろうか?押し売りではなく置き売り。
しばらくして黙って回収していったがちょっと緊張。
ロマの可愛い女の子達が笑いながら色々話しかけてきたが当方が一言も解せないせいか残念そうに戻って行った。華やかな彼女達の一団は車掌に言われて別車両に移って行ったが何だったのだろう。嫌な気はしなかった。
座っているだけの列車内でも色々な事が起きる。
ブラショフ駅。トランスシルヴァニア地方の古都で人口は28万人くらい、信号が極端に少ない街だ。
さっそく街へ飛び出す。駅や旧市街は我々にとっては徒歩圏内。歩けば街の大きさが良く分かる。
May 17, 2016
ルーマニア・トルコ旅行 初日
今晩からルーマニア・トルコ20日間の旅。
去年トルコのついでに足を延ばしたルーマニアがとても素敵でもっと知りたくなったのだ。
旅友も去年と同じ糸関係の仲間、楽しくなりそう。
ルーマニア北部のマラムレッシュ地方の手工芸・衣装にふれてみたいが情報が少な過ぎる。
図書舘で関連図書を集め、国立民族博物館で調べ、ネットをチェックしたりするが交通の便が悪いことが分かったくらい。
そこで、ちょっと贅沢だがブラショフの旅行社に3泊4日の個人ツアーを依頼することにした。経営者が日本人で融通が利きそう。メールで送られてきた旅程表には「サプンツァの陽気な墓」など興味の無いものも入っているが個人ツアーの一日目の様子を見て検討したい。
エアチケットもホテルもネットで予約。安上がりで嬉しい。
ただルーマニア中盤の5日間は旅程が決まっていないのでホテルも未定。
ルーマニア中心の旅だがイスタンブールも再訪したいのであえてターキッシュエアラインズを選んでいる。
イスタンブル4泊も楽しみ。
早めに関空に着いて旅行保険手続きしてチェックイン。