道端に教会がある。
人が多いのは聖人の日のイベントか。
民族衣装の女性達に写真を撮らせてもらう。
マラムレッシュ地方の正統靴下と靴。若い人はハイヒールを履いたりもする。
適当な広場が無いのだろうか道端で食事のサービス。我々もここで手作り郷土料理を頂く。
コンダクターS氏はここで良いかと心配されていたが我々二人には最高のランチ。
花柄ベストやチェック柄の肩掛けバッグもこの地方の物。恐らく手作り。
子供達も居た。
民族衣装ではないけれど坊やも盛装。
イエウドの木造教会。世界遺産。
屋根も木で葺いてある。
確かに古そうな木組み。
14世紀建造の古い教会だが今は使われていない。
古い墓標の向こうに新しい教会が見える。
ブルサナ村の修道院群。
大きな敷地の中に新旧色々な木造教会がある、さながらテーマパーク。
観光施設だから東屋も教会風。
美しい。
マラムレッシュの木製の豪奢な門。
飾り立てた馬に乗った民族衣装の男性とすれ違った。
お祭りだろうか。
小さな麦藁帽子が面白い。本当被っていることに驚く。
しばらく進むと何かを待っている盛装の一団。先程の騎馬一団と同じ催しだと推測。
ミニ楽団の演奏付きだ。結婚式か。
ところがしばらく待っても花嫁花婿は到着せず。
綺麗なお嬢さんたちの足元はハイヒール。
男性の民族衣装が可愛い。
野次馬らしい叔母ちゃん達も花嫁花婿を待っているらしいが到着が遅くて飽きている感じ。
道路際のベンチには誰でも座っていいらしいがホントに皆よく座っている。
閑なので近くを散策。跳ねつるべ発見。
花嫁花婿の到着を諦めて今晩の宿へ。
マラムレッシュのオンチェシティ村のペンション。ここも街道筋にある。主は日本贔屓の学校の先生。
土曜日なので学校はお休み。小中一緒。
ここは警察。
お約束のこうのとりの巣。
教会は横丁で二つ並んでいる。
宿の主の案内でご近所のお婆ちゃんのお宅訪問。
木造の伝統家屋。ホウロウ食器の飾りは未婚の娘が居る印。
青い壁の色。
ホウロウ食器がお好きらしい。
自分で作った作品を見せてくれた。
手織の男性用ズボン。
男性用民族衣装、木綿のシャツ。恐らく生地も手織り。
部屋の隅に羊毛の入った袋発見。
洗ってあるようだ。
熟練の技拝見。
原材料お婆ちゃんの羊。
まだら模様の豚も居る。
村はちょうど乾草作りの季節。
大切な家畜の飼料になる。
綺麗に並んでいる。
山まで続く細長い部分が一家の土地。
樹が境界の目印だろう。
女性も逞しい。素手だし肌の露出が心配。
木で出来た芯板に掛けていく。このお宅の形は珍しい。
牧草は区域で色々だが可愛い花も混じっている。
乾草を運ぶ馬車にお願いして載せてもらった。
凸凹の農道を結構飛ばして走る。
聞き分けの良いお馬さん。
村を散歩。
溜息が出るほど美しい。
来て良かった。
山羊にも会った。
聞き分けの良い山羊さん達。
夕食後ご近所もマクラメ名人を訪ねる。
本業は農家のドリナさん。昼間は乾草作りで忙しいので夜の訪問。
素晴らしい木綿のブラウスは生地もレース部分も手作り。
これがマクラメだと見せてくれたものはかぎ針を使ったレース編み。私は紐を編んで作る植木鉢吊りをマクラメと理解していたが違っていたらしい。ここではこれもマクラメ。
彼女が取り掛かっているニードルワークが細かくて凄い。ブラウスの首部分だろうか。何本もの糸と針で作られている。今まで見てきたスモッキング刺繍とは雲泥の差、まるで織りのような細やかさ。
これは男性用のブラウス。フリンジの手作り紐がマクラメ。
息子さんのために作ったものらしい。
寝室で刺繍作品を見せてくれた。クッションの縁を飾るレースも手編みだ。色糸は仲間たちと化学染料で染めているとか。
織り機も見せてもらった。農作業の出来ない冬に織り溜めるらしい。
母譲りの機らしいが実母か義母かは訊きそびれた。
村のメインストリートの夕暮れ。明るいが9時15分。