November 30, 2016
November 29, 2016
僕の違和感
書評で気になっていたトルコの小説をやっと借りることが出来た。
面白くて止まらない。
嵩張るのにちょっとした外出でも電車の中や待ち時間に読もうと持ち歩くほど。
作家のオルハン・パムクはトルコ初のノーベル賞受賞者。
トルコ大好きと思っていたがトルコ人作家の小説は初めて。
ストーリーも面白いが今まで謎だったトルコの風俗(日常の意味で)の色々が明らかになって嬉しい。旅行ガイドブックには書いてない事ばかり。言葉が分からない旅行者だから謎がどんどん増えていたのだ。
一番気に入ったのは主人公が地方からイスタンブールに出てきた若者であって私とほぼ同世代なこと。彼は謎のボザの行商で生計を立てている。
ボザはどぶろく的な発酵飲料らしい。私は下戸だしトルコはイスラムの国だから旅先で見ても気付かなかったらしい。
トルコではテロ事件が頻発していて旅をし難くなっている。ISや民族問題を抱えて難しい状況にあるとは思うが政治的にもイスラム回帰傾向にあることは旅行者にもわかる。困る。
次にイスタンブールに行けるのは何時になるのだろう。