映画を観に新梅田シティへ
工事中の連絡通路。道が折れていて楽しい。この公園を歩くのが好きだった。 久しぶりに来て樹々が大きく育っていてビックリ。コブシに出会う。子供の頃を思い出す。田んぼは無く畑になっていた。 桜はこんなビルにもよく似合う。 ただ、ビルの下にはタバコ吸う人々。希望の壁。梅田のビル群。
金の糸というジョージア映画を観に来た。いつか訪ねたい国だがコロナ禍で延び延びになっている。
79歳の文筆家の女性の独白で進行、舞台は古い大きな家。彼女の苦渋に満ちたソ連時代に支配者側で彼女を苦しめた女性と同居することになる。ソ連時代に第3書記であった尊大な同居人は昔を懐かしみ過去を隠そうとはしない。何にでもマウンティングする同居人。不思議なのは彼女が残った力を使って招いた老音楽家でコンサートを開いたり、財産を少しずつ処分して施設に寄付していること。主人公の本を発禁処分をした事を告白して急に同居人は自分の立ち位置を見失う。
ジョージア観光には全く役にたたない映画だったが「支配者と被支配者」の事を考えた。