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January 14, 2005

ターミナル

彼が空港で待ち続けているものを知りたかった。

予告編ってどれもその映画を観たくなるように作るものだけど
まんまと乗せられて映画館に飛んでいく私は良いカモちゃん。

トランジットで降りた色んな空港を思い出しました。

アンカレッジ空港ってその後どうなったのかな?
ショップの在アンカレ日本人オバチャンの猛烈さが楽しかった。
しかし狭かった。

スキポールってチョコレート屋が沢山あって素敵。
チョコの箱抱えて食べながら旅をするのが好き。

JFK空港って一往復しか利用していないけど
10年前の事だから随分変わっただろうな。

超善人の主人公が空港で暮らし始める理由はよ~く分かった。
副施設長(?)がそれを望まないのも分かる。
異分子を他所に押付けようと画策する役人って、どこも一緒だな。

自分の故国に対する思いを一寸曲げれば
口頭申告で合法出国出来るのにそれをせず、
他人には虚偽申告させる、ヤギの薬事件は出来過ぎ。

気になったのは事なかれ主義の副施設長(?)のランチボックス。
形も色も素材も変だし、
中身はスナック菓子とりんごの他にメインが無さそうな。
しかもだ、初対面の外国人と話している途中で広げる。
それってありか?

私としては謎の待ち人に逢えてラッキーだったけど
結局トム・ハンクスが待ち続けていたものは
何でも良かったのではないか。
予告で煽ったようなものじゃなかったけれど、良かった。


悪党が全く出ない映画で、おとぎ話だけど楽しめました。


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January 10, 2005

マイ・ボディガード

あ~、嫌なもの観ちゃった。

デンゼル・ワシントン、クリストファー・ウォーケン、ジャンカルロ・ジャンニーニにミッキー・ロークとくれば観たい気になるというもの。

誘拐は確かに酷い犯罪だ。ましてや被害に遭った女の子(ダコタ・ファニングが魅力的)が殺されたとなれば怒り心頭、ボディガードの主人公の元特殊部隊員の血が騒ぐのも判る。

しかしだ、復讐のために関係者を拷問しては殺して回るのは如何なものか。私は主人公が放火した満員のディスコの被害者が気になってならない。踊り狂っていたのは私かも知れないし、焼け死ぬ私にも人生があるんだ!と言いたい。

私は私刑や銃火器を認めない。
私刑は犯罪だし、銃は殺人のための道具だから。

アメリカ映画の苦手な理由に安易なハッピーエンドもある。女の子は無傷で母親の元に戻るが、彼女が死んだという確認も取らず殺人を続けた主人公はただの阿呆だ。
誘拐の犯罪組織そのものを叩き潰すのなら全面的に支持するけど、映画としては地味になるかもね。

ラストも間抜けだった。この脚本でいくなら自分の体に爆弾を仕込んで自爆が相応だろう。

とにかく甘いんだよ。

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