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January 10, 2005

マイ・ボディガード

あ~、嫌なもの観ちゃった。

デンゼル・ワシントン、クリストファー・ウォーケン、ジャンカルロ・ジャンニーニにミッキー・ロークとくれば観たい気になるというもの。

誘拐は確かに酷い犯罪だ。ましてや被害に遭った女の子(ダコタ・ファニングが魅力的)が殺されたとなれば怒り心頭、ボディガードの主人公の元特殊部隊員の血が騒ぐのも判る。

しかしだ、復讐のために関係者を拷問しては殺して回るのは如何なものか。私は主人公が放火した満員のディスコの被害者が気になってならない。踊り狂っていたのは私かも知れないし、焼け死ぬ私にも人生があるんだ!と言いたい。

私は私刑や銃火器を認めない。
私刑は犯罪だし、銃は殺人のための道具だから。

アメリカ映画の苦手な理由に安易なハッピーエンドもある。女の子は無傷で母親の元に戻るが、彼女が死んだという確認も取らず殺人を続けた主人公はただの阿呆だ。
誘拐の犯罪組織そのものを叩き潰すのなら全面的に支持するけど、映画としては地味になるかもね。

ラストも間抜けだった。この脚本でいくなら自分の体に爆弾を仕込んで自爆が相応だろう。

とにかく甘いんだよ。

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