北の零年
価値観の異なる同僚が絶賛していて不安がよぎる。
曰く、「歴史的名作」だ、とか。
冒頭、左を下にして居眠りしていた小百合さんがいつの間にか右下になっていた?思い過ごしか。
気になって集中できない。
印象的だったのが「淡路の花の木」だ。
貴重な着物を裂いて、しかもどうやってあんなに高いところに結び付けたのだ。
子供の死は辛いが、安易な脚本に興醒め。
永い航海を終えて上陸する場面では「ピアノレッスン」を思い出し
豊川悦司が走ると「ラストオブモヒカン」のDDルイスのパクリの様に見えた。
役者の演技で救われた部分も有った。
難破して逝った人達の名前を読み上げる石橋蓮司は流石。
もっとも渡辺謙のでっちあげの手紙の部分は余計だったが。
その上手い石橋蓮司を無茶苦茶な人格で表現したのは監督の責任だろう。
あの変わり様は酷過ぎて笑うしかない。
小学・中学時代の4年間を北海道で暮らしたので昔のかの地の事を知りたかったし集団移住は史実だというので、どこかで映画が応えてくれるのでは、と期待していた。あ~あ。
先の同僚に「たそがれ清衛兵を観たか?」と聞くが、観ていない。映画館には滅多に行かないらしい。
やっぱりな。
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