愛の神 エロス
エロスも十人十色。ソダーバーグに惹かれて出掛けたものの退屈だった。ウォン・カーウァイ、スティーブン・ソダーバーグ、ミケランジェロ・アントニオーニのオムニバス。
①娼婦に翻弄される若い仕立屋の話でチャイナドレスのお勉強。透けた素材のハイカラーには何と透明プラスチックの芯!びっくり。抑圧されたエロス。
②目覚し時計の宣伝マンの繰り返される夢。身繕いする女性が見えそうで見えない、届きそうで届かない。夢の中の分析医は何を覗いているのだろう、知りたい、知りたい・・・。
③イタリアの綺麗な風景や綺麗な車、美しい女性の裸や踊り、と絵が非常に美しいが監督が何を言いたいのかは判らない。エロスの具象。
やっぱりソダーバーグが一番近い感じ。目覚めた後のロバート・ダウニーJrの表情が秀逸。紙飛行機が繰り返しビルの窓から飛ばされるラストが全体を綺麗にまとめていたが、それでも途中眠くなった。
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