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January 29, 2006

秘密のかけら

ご贔屓のコリン・ファースが出ているので前売りを買っていたが、小さな小屋で一日一回の上映。しかもガラガラ。「ダ・ヴィンチ・コード」より原作はしっかりしているのに、何故だ。

時代設定は1972年、15年前の事件を調べる若いジャーナリスト。
飛行機やスチュワーデスが輝いていた時代。
ファッションがいかにもファッションだった時代。

くせ者ケヴィン・ベーコンが今回も上手い。
コリン・ファースが芋に見えた。

米英競演はアメリカの勝ち。

現在上映中の「プライドと偏見」のダーシー役を以前コリン・ファースが主演している。このBBCのTV版「高慢と偏見」の印象を大切にしたいので新作は観ないことに決めた。「ブリジット・ジョーンズ」の作者も彼がお気に入りで「ダーシー」が現代に登場している。

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January 25, 2006

Mr.&Mrs.スミス

互いに秘密を抱えて5・6年経った夫婦の壮絶な喧嘩コメディ。
しくじった仕事で秘密が露見し、争い、結局元の鞘に収まるお話。

対立する二つの暗殺組織、という設定が変。
「悪党だから」「敵だから」「目障りだから」と、殺して良い筈は無い。
羽振りの良い非合法組織が変。

色々な武器が出てくるが、最低なのがロボット。
人助けに開発された筈のロボットを殺人に使うなよ、まったく。

子供の頃東映のチャンバラ映画をよく観ていた。
正義の味方が「御用だ!御用だ!」と追い詰められバッタバッタと彼らを斬りながら脱出、とお決まりのパターン。子供心に斬られた人達の家族の事を心配した。斬られたお父ちゃんは悪い人じゃないのに、幼い子供は傷つくに違いないと。気持ちは斬られ役の家族だった。

主人公の卑怯な解決が「みねうちじゃ」の一言。
「嘘付け!」と毒づく小SATO。

映画を観て主人公に感情移入するタイプと、そうでないタイプがあるらしい。
小さな疑問を多く抱えた私は後者。


アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの共演にひかれて観に行ったが、40歳を超えたブラピの美しい事。ベビーフェイスだから役が限られるのではと危ぶんだが杞憂。
でも脚本は選んで欲しい。「スリーパーズ」という後味の悪い映画があったっけ。

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January 07, 2006

マサイ

今年初めての映画。
ドキュメントだと思って前売り券購入。ちょっと残念だが若い戦士達が巨大ライオンに挑む劇だった。

70年代に出版されたレニ・リーフェンシュタールの写真集「ヌバ」は素晴しい。その印象が強く残っている。「マサイ」にもつい期待してしまう。

綺麗な骨格、綺麗な頭骨と、アフリカの草原を楽しく観せて貰った。


日本の生活は60年間で大きな変化を遂げた。彼らの生活も変化を続けている筈。同じ所に、同じ時代に留まりたいと願っても難しいのだ。美しかった時代を切り取って記録ってのも有りかな。

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