Mr.&Mrs.スミス
互いに秘密を抱えて5・6年経った夫婦の壮絶な喧嘩コメディ。
しくじった仕事で秘密が露見し、争い、結局元の鞘に収まるお話。
対立する二つの暗殺組織、という設定が変。
「悪党だから」「敵だから」「目障りだから」と、殺して良い筈は無い。
羽振りの良い非合法組織が変。
色々な武器が出てくるが、最低なのがロボット。
人助けに開発された筈のロボットを殺人に使うなよ、まったく。
子供の頃東映のチャンバラ映画をよく観ていた。
正義の味方が「御用だ!御用だ!」と追い詰められバッタバッタと彼らを斬りながら脱出、とお決まりのパターン。子供心に斬られた人達の家族の事を心配した。斬られたお父ちゃんは悪い人じゃないのに、幼い子供は傷つくに違いないと。気持ちは斬られ役の家族だった。
主人公の卑怯な解決が「みねうちじゃ」の一言。
「嘘付け!」と毒づく小SATO。
映画を観て主人公に感情移入するタイプと、そうでないタイプがあるらしい。
小さな疑問を多く抱えた私は後者。
アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの共演にひかれて観に行ったが、40歳を超えたブラピの美しい事。ベビーフェイスだから役が限られるのではと危ぶんだが杞憂。
でも脚本は選んで欲しい。「スリーパーズ」という後味の悪い映画があったっけ。