ナイロビの蜂

ジョン・ル・カレ原作でレイフ・ファインズ、レイチェル･ワイズ主演なら見逃せない。舞台はアフリカのナイロビ、ケニヤの首都。

金持ちが貧乏人を踏み台にして更に荒稼ぎをする悪のユニバーサルルールに立ち向かう勇気有る女性と植物を愛しむその夫の話。彼女が殺された後に外交官の彼はやっと彼女の活動を知る。そして心優しいその園芸家が彼女の遺志を引継ぐ。

妻が夫を守るために敢えて自分の活動を教えない部分が宜しい。レイフ･ファインズが守りたくなるキャラクターを演じる。相変わらず巧い。

生活のため・家族のため・国益のため･･･と、あれこれ理屈を付けて誰かを騙したり収奪したり殺したりしては、いけないと思う。

そんな青っぽい事を考えさせられる映画。