« カティンの森 | Main | NINE »

January 14, 2010

牛の鈴音

2010_01140008

小学校の通学路は馬糞や牛糞でいっぱいだった。
私は田舎で子供時代を送ったのだ。

韓国の老農夫と老いた雌牛のドキュメンタリー。
失われてしまった懐かしい情景。

何か違う。
そう、名前だ。

30年飼っている牛に名前が無いのだ。
いちいち「あの老いぼれ牛」などと言う不思議。

それにしても牛ってあんなに毛深いものだったのか。
フサフサでびっくり。

お婆さんの愚痴が延々と続く。
寡黙なお爺さんは時に「頭が痛い、足が痛い」と呻く。

老牛は何も言わない。

|

« カティンの森 | Main | NINE »